理事長挨拶

Hisatoshi Murai

 

「紙は文化のバロメーター」の言葉を、懐かしい響きに感じるのは、私だけでしょうか。電子化の波が押し寄せて、生活の形式が変わりだしたのは、もう随分前の事の様に思われます。今では、製紙メーカーも堂々と「脱製紙」の言葉を使う時代になりました。大企業でさえ、一つのことに固守していたのでは生き残れない、グローバルな動きに目を向け、国際事業にスタンスを取らなければ取り残されます。
そんな環境下、私たち卸商は何をすべきか、どの様な経営をすれば良いのか、真の力比べが始まっているように思います。

ただ量を稼げば良い、シェアーを広げれば良い、それは成長経済での事。今は規模が大きくても小さくても、収益性と継続性、加えて魅力のある企業でなければ、若くて優れた人材は集まらないと思います。

昔、お菓子屋・おもちゃ屋・電気屋等、「~屋」というお店も皆、スーパーに組み込まれました。店舗数は減り単価も下がりましたが、
就業者数・売り上げは増えたのではないですか?同業会もピーク(139社)に比べると半分以下の66社になりました。企業の数は減りつつありますが、知恵を出し合って工夫を凝らせて紙の需要を喚起し、又物流の合理化をすることで、収益性に繋げることが出来ると思います。将来、紙屋が数件になっても、紙のスーパーが府内に数ヶ所あれば、狭い大阪平野なら機能すると思いませんか?そこには、紙だけでなく、出版・文具・家電・清掃具・家庭用品・パッケージ・袋等々、紙を使ったものなら何でも揃うスーパー。そして、紙の研究室・企画室なるものを置けば、若い、特に女性の就業者も増えるのでは?

同業会では、来期に若い経営者を理事に推薦・増員し、市況報告も大事ですが、このような未来志向の会話を出来るようにしていきたいと考えています。

私は、平成26年11月に就任したばかりですが、古き良きことは継承し、皆さんのご意見、ご批判も真摯に受け止め、今だけでなく、次の
世代の方の為にも全力で努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

大阪洋紙同業会
理事長 村井 久容

 

 


▲ このページの先頭へ